吸湿発熱インナーによる痒みの原因は肌水分量20%の壁!?今日からできる3つの回避策
突然ですが、冬になると「ヒートテック蕁麻疹」という言葉がSNSなどで話題になるのをご存知ですか?
「あたたかいインナーを着ているだけなのに、なぜか体が痒い…」
「脱いだら赤いブツブツができていた!」
もし心当たりがあるなら、それは単なる乾燥ではなく、インナーが引き起こす肌トラブルかもしれません。
実は、その痒みの裏には「4種類の化学繊維」と「水分量20%の壁」という、明確な数字の根拠があるんです!
この記事では、いわゆる「ヒートテック蕁麻疹」がなぜ起こるのか、そのメカニズムを数字で分かりやすく解説し、今日からすぐに実践できる3つの解決策をご紹介します。
理由が分かれば、対策は簡単。
今年の冬は、痒みに悩まされず、賢く温まりましょう!
吸湿発熱インナーによる痒みの正体は「肌水分20%以下」
まず、なぜ痒みや蕁麻疹が出るのでしょうか?
その答えは、肌を守っている「水分量」の数値にあります。
健康な肌の角質層には、通常20〜30%の水分が含まれています。
この水分が「バリア」となって、外部の刺激から肌を守ってくれているんですね。
しかし、乾燥肌と呼ばれる状態では、この水分量が20%以下に低下してしまいます。
吸湿発熱が招く「水分強奪」の罠
一般的な吸湿発熱インナーなどの機能性インナーは「吸湿発熱」という仕組みを使っています。
これは、体から出る微量な水分(不感蒸泄と言って、大人は1日に約900mlもの水分を呼気や皮膚から放出しています(皮膚からは約600ml))を繊維が吸い取り、熱に変える技術です。
でも、ここに「吸湿発熱インナーによる痒み」の原因となる落とし穴があります。
- 繊維が水分を吸いすぎる
- 肌表面の水分がどんどん奪われる
- 肌水分量が20%を割り込む
- バリア機能崩壊 = 痒み・蕁麻疹発生!
つまり、体を温めるために、肌を守るための貴重な水分を「燃料」として差し出してしまっている状態なんです。
これでは、いくらクリームを塗っても追いつかず、肌トラブルが起きてしまうのも無理はありません。
綿の約20倍!?化学繊維の乾燥リスク
次に注目したい数字は、素材の「公定水分率」です。
これは、その繊維がどれくらい湿気を含んでいられるかを表す数値なんですが、天然繊維と化学繊維では天と地ほどの差があります。
一般的な機能性インナーには、主に以下の4つの化学繊維が使われています。
(※配合比率は商品によりますが、大まかな構成です)
- ポリエステル
- アクリル
- レーヨン
- ポリウレタン
数字で見る「静電気」の起きやすさ
では、肌に優しい「綿(コットン)」と、代表的な化学繊維「ポリエステル」の水分率を比べてみましょう。
- 綿(コットン):8.5%
- ポリエステル:0.4%
なんと、綿はポリエステルの約21倍も水分を含んでいるんです!
逆に言うと、化学繊維は圧倒的に「乾いている」素材なんですね。
水分が少ない素材同士が擦れると、何が起きるか?
そう、静電気です。
乾燥した冬場、ただでさえ肌の水分が20%以下になりかけているところに、水分率0.4%の繊維が擦れることで静電気が発生し、それが強い「刺激」となって、あの辛い蕁麻疹や痒みを引き起こすのです。
痒みを防ぐための「3つの対策」
「じゃあ、もう着られないの?」と諦める必要はありません!
数字の理屈が分かれば、対策は簡単です。
吸湿発熱インナーによる痒みを回避し、肌の水分量20%を死守するための3つの方法をご紹介します。
1. 綿100%インナーで「バリア層」を作る
これが最強の対策です。
吸湿発熱インナーの下に、水分率8.5%の「綿100%」の肌着を1枚挟んでください。
直接化学繊維が肌に触れないだけで、静電気の発生を大幅に抑えられます。
「2枚着るとゴワゴワする…」という方は、綿95%以上の素材を使った機能性インナーに買い替えるのも一つの手ですよ!
2. 入浴後「10分以内」の保湿で水分キープ
お風呂上がり、肌の水分量は急激に下がります。
あるデータでは、入浴後10分を過ぎると、入浴前よりも肌が乾燥してしまうと言われています。
機能性インナーを着る前に、必ず保湿剤で肌に「蓋」をしてください。
肌の水分量が20%以上あれば、多少の刺激には負けない強い肌になります!
3. 就寝時は「天然素材」に着替える
寝ている間はコップ1杯分の汗をかくと言われますが、布団の中は意外と高温多湿になります。
ここで吸湿発熱インナーを着ていると、必要以上に熱くなりすぎて痒みが増す原因に。
寝る時だけは、化学繊維をお休みして、綿やシルクなどの天然素材パジャマに着替えましょう。
1日のうち約1/3の時間(睡眠時間)を肌に優しい素材にするだけでも、肌への負担は激減しますよ!
まとめ
今回は、SNSなどでも話題の「ヒートテック蕁麻疹」について、数字を交えて解説しました。
重要なポイントをおさらいしましょう!
- 痒みの原因は「肌水分量20%以下」の乾燥警報
- 化学繊維は綿に比べて水分率が圧倒的に低い(静電気が起きやすい)
- 「綿の重ね着」と「入浴後10分以内の保湿」でバリア機能を守る!
便利なテクノロジーも、自分の肌質に合わせて使い分けることが大切です。
「素材選び」と「保湿」の数字を意識して、快適な冬を過ごしましょう!
以上、匠本舗のスタッフがお届けしました!
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