【暖房節約術】加湿器で体感温度アップ！？設定温度「-1℃」でもポカポカに過ごす裏技

「暖房をつけているのに、なんだか肌寒い…」「電気代が気になって、設定温度を上げるのをためらってしまう」

そんな冬の悩み、抱えていませんか？

実はそれ、部屋の「乾燥」が原因かもしれません！
この記事を読めば、加湿器を上手に使って、暖房の設定温度を下げても温かく過ごせる「お得な裏技」が分かりますよ。

今日は、食のプロとしてだけでなく、快適な暮らしを追求するスタッフが、賢い冬の過ごし方をご紹介します！

1. なぜ？湿度が上がると暖かく感じる理由

結論から言いますと、人間は湿度が上がると、実際の室温よりも暖かく感じる生き物だからです。

「えっ、温度計の数字がすべてじゃないの？」と驚かれるかもしれませんね。

その理由は、「汗の蒸発」と「熱の伝わり方」に関係しています。

夏場を思い出してみてください。
日本の夏って、気温以上に「ジメジメして暑い！」と感じませんか？
あれは湿度が高いせいで、汗が蒸発しにくく、体に熱がこもってしまうからなんです。

これを逆手に取るのが、冬の加湿作戦です！

つまり、加湿することは、「見えない上着」を一枚羽織るようなものなんです！
室温が同じ20℃でも、湿度が30％の時と60％の時では、体感温度にかなりの差が出るんですよ。

ズバリ、暖房の設定温度を1℃下げるだけで、約10％の電気代削減効果があると言われています！
（※環境省の資料などを参考にしています）

「たった1℃で10％も！？」と驚きですよね。

エアコンなどの暖房器具は、外の寒い気温と、設定した室温の差を埋めるために一生懸命パワーを使います。
この「差」を少し縮めてあげるだけで、エアコンの負担がグッと減り、電気代の節約につながるんです。

ただ単に温度を下げるだけだと、「寒い寒い！」と震えながら過ごすことになり、風邪をひいてしまうかもしれません。
それでは本末転倒ですよね。

そこで活躍するのが、先ほどお話しした「加湿器」です。

「湿度を上げて体感温度をアップさせる」＋「設定温度を下げて節約する」

この合わせ技こそが、賢く冬を乗り切るコツなんです。
暖房費が高騰している今、試さない手はありません！

目指すべき湿度は、「40％～60％」の間です！

なぜなら、これより低くても高くても、別のトラブルの原因になってしまうからです。

冬場の室内は、暖房を使うとあっという間に湿度が30％を切ってしまうことも珍しくありません。
加湿器に湿度表示機能がない場合は、一つ湿度計を置いておくと安心ですよ。

「50％前後」をキープできれば、体感温度も上がってウイルス対策にもなり、一石二鳥です！

せっかく加湿器を使うなら、「部屋の中央付近」または「エアコンの風が当たる場所」に置くのがおすすめです！

その理由は、湿った空気を部屋全体に効率よく循環させるためです。

実は、加湿器の置き場所を間違えると、効果が半減してしまうことがあるんです。
やってしまいがちなNG例を見てみましょう。

窓の近く：窓際は外気で冷やされているので、加湿した空気が触れるとすぐに結露して水滴になってしまいます。部屋が潤う前に窓がビショビショ…なんてことに。
部屋の隅っこ：湿った空気が滞留してしまい、部屋全体に行き渡りません。
床に直置き（※機種による）：冷たい空気は下にたまる性質があります。低い位置から加湿すると、水分が気化しきれずに床を濡らしてしまうことがあります。（背の高いタワー型などは大丈夫な場合もあります）

おすすめは、サイドテーブルや台の上など、少し高い位置に置くこと。
そして、エアコンの風に乗せて、潤いを部屋中に届けてあげましょう！