【芹生】ふるくて、あたらしい荘厳な四季折々の京都に出会える

■ごあいさつ
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。『ただ』のぐでぐでです。

ますます冷え込み完全に冬の気候となっております。風邪などが流行る
この時期は一層の体調管理が大切になります。
急な寒暖差は身体に負荷がかかるので、暖かくする場合は急激に温度を変化
させずに段階を踏んで少しずつ気温を上げるのが望ましいでしょう。
適度な運動をするのも効果的です。歩くだけでも違いは出てきます。

ぐでぐでは家に居るときは、ほどほどの気温(18~22℃)に留めて湿度を
50%前後で維持するよう心掛けています。また、温かい飲み物を優先して
飲むようにして、身体を中から温めるようにしています。
皆さまも寒さ対策をしっかり取組み、健康でありますように。

さて、今回は「絢爛」の監修でお世話になっている「芹生」へ足を運びま
した。豊かな自然と歴史に囲まれる素晴らしい空間で心身をリフレッシュ
いたします。

ご一読の程、よろしくお願いいたします。

 

■芹生について
自然あふれる里山の中にある静かなところです。京都府京都市左京区に
属しています。左京区で有名どころの観光地としては「平安神宮」「南禅寺」
「永観堂」「東山慈照寺」「下加茂」「賀茂御祖神社(下鴨神社)」
「鞍馬寺」「貴船神社」「瑠璃光院」「三千院」「比叡山」などがあります。
(神社仏閣が多い)

芹生がある大原は左京区の北東部に位置します。四方を山々に囲まれた盆地
集落で、のどかな田園風景などの自然は訪れる人々に「京都」の新たな一面
を強く印象付けることでしょう。

大原は野菜でも有名です。盆地ならではの昼夜の寒暖差で12月の早朝に
小野霞(おのがすみ)と呼ばれる幻想的な霞が、大原盆地に棚引きます。
程よい湿度となって瑞々しい野菜を育て、糖分をしっかり蓄えられた
野菜の美味しさは格別です。

 

■芹生へのアクセスについて
バスで移動となります。
京都駅前から1時間強、国際会館駅前から20分強。

混雑状況を鑑みるに、京都市営地下鉄烏丸線の終点である国際会館駅まで
行って、ここからバス乗車するのが負担少なく移動できる方法でしょう。
バスは列車より揺れが大きいので、特に乗り物酔いする方は、なるべく
バス移動時間を短くするのが無難です。
1時間に2本出ているので、どの時間のバスに乗車するのかは事前に決め
ておいて、逆算して乗り遅れないようしましょう。

国際会館駅の1番出入口を出たすぐそばに、大原行のバスが停まります。
地下鉄の駅の改札を出て歩けば5分程度で着けますが、余裕をもって10分
程度みておけば、不測の事態があっても対処できるでしょう。

乗車するバスによっては大原が終点でないものがあります。そのため
乗り過ごさないようにバス内のアナウンスを聞き逃さない、電光掲示板
の掲示内容を見逃さないようにしましょう。

到着予定時刻の数分前にアラームが鳴るようにしておくのも1つの手段
となります。
(バスは遅延することはあっても定刻より早くは到着しないため)

 

■外観・内観について
当初の天気予報と異なり、雨が続けて降っていたので青空は拝めず。
風情ある空間は天候問わず魅力的なので少し紹介いたします。

<外観>

 

<内観>

 

<ひな里>(お食事した場所)

 

 

 

■本日のメイン
草菜味懐石(ランチ仕様)

 

【食前酒】柚子酒

柑橘系の飲み物は食欲をアップさせるので、飲み干しましょう。

 

【先付】小蕪 海老 菊菜 奈良漬 百合根 銀杏 雲丹ソース

雲丹ソースと奈良漬がよい仕事をしています。小蕪と海老がより美味しく
感じられますし、他の食材との組み合わせをよいものへ昇華してくれます。

器のデザインセンスが秀逸で見るだけでも美しさを楽しめますね。

 

【御造り】造里盛り合せ 縞鯵 中トロ 剣先烏賊 あしらい一式

あしらい一式が見栄えをよくしてくれます。胡瓜の先端に山葵を置く
センスは素晴らしいのひと言に尽きます。縞鯵、中トロはもちろん
美味しいですが、剣先烏賊は細かく切り込みを入れており、食べやすく
タレが深く染み込むように工夫が為されています。

 

【前菜】蟹赤蕪寿司 サーモンと干柿錦糸巻 八幡蒟蒻と芹と大徳寺麩
真砂和え 黒豆と金柑の白和え 千社唐東寺唐墨焼 零余子真丈
貝柱玄米揚げ

三方から撮影してみました。綺麗に盛り付けしているので見るだけでも
楽しめます。まぁ、結局は食べるんですが。
この中では「八幡蒟蒻と芹と大徳寺麩真砂和え」が一番印象に残ります。
赤いこんにゃくは大多数の地域では珍しいかもしれません。滋賀県の方
は他地域の方より目に機会が多いと思います。

普段の食事と違い、時間をゆっくり費やせるときは盛り付け・器の色や
形状をつぶさに見てから味を楽しむようにできれば、新たにちょっとした
面白さや楽しみに気付けるかもしれません。

 

【小鍋】寒鰤 油揚げ 金時人参 道明寺麩 白味噌豆乳仕立て 黄柚子
三つ葉

寒鰤といえば全国的に名を馳せるのは氷見(富山県)の漁港で揚がるブリ
に冠される「ひみ寒ぶり」でしょうか。冬の時期が旬なので、是非とも
食べてほしいものです。
鍋は栄養素をバランスよく摂取するに向いております。なにより、野菜を
たくさん食べることができるので、野菜を摂取が少ないと思う方は鍋料理
に挑戦してみてください。身体が温まるので寒い時期にピッタリです。

 

【焼物】鰆奉書焼
占地 色人参 レモン 小芋 青味大根 酢蓮根

奉書焼は奉書紙に包んで蒸し焼きにする料理です。主に魚介類、きのこ類
や野菜を薄塩の状態にして調理します。適切な蒸し焼きによって焼き汁が
逃げないことが特徴です。様々な野菜類も栄養の観点から残さずしっかり
美味しくいただきます。

 

【揚物】湯葉万頭 海老五色揚げ 堀川牛蒡 青唐 天出汁

和食はとくに健康に良く栄養バランスに優れています。日本が他の先進国
に比べ肥満の割合が少ないのも、この和食の文化があればこそです。
海外の食生活ももちろん魅力的ですが、自身の健康を害さない程度に留め
て、長く楽しめる食生活を営みましょう。

そのため、魚介類や野菜を摂取して食の片寄りを防ぎつつ、意識して塩分
の摂取も抑えられるよう心掛けましょう。
素材の良さを生かせば味付けは濃くする必要はありません。

 

【汁椀】赤出汁仕立て
【香の物】盛り合せ
【御飯】御飯

ご飯が最後の方に提供されるのは先に満腹となって他の美味しいご馳走が
食べられなくなることを避ける意味合いがあります。
また、お酒を美味しくいただくための料理ということもあり、本来の意味
での「懐石料理」以外はご飯は最後に提供されます。

本来の意味での「懐石料理」は先にご飯をいただきます。また献立や食べ
方に細かい決まりごとがあります。近年では懐石料理と会席料理の境目が
曖昧になってきていますね。

 

【水物】季の物 抹茶プリン 栗 苺 小豆

甘味は論評せずにただ美味しくいただくのみ。

 

■近くに三千院がありますよ
さて、「【芹生】ふるくて、あたらしい荘厳な四季折々の京都に出会える」
の記事についていかがでしたでしょうか。

芹生は宿泊設備も備えているのでここで宿泊することも可能です。お値段が
「いいお値段」となるため、ぐでぐでは日帰りとしましたが諸々条件が合う
方は宿泊するのもよいでしょう。

今回いただきました「草菜味懐石(ランチ仕様)」はランチ仕様のため
一部のメニューがディナー仕様と異なっております。
違いは「■本日のメイン」の御献立画像で手書き修正前のものがディナーで
提供されるメニューとなります。

散策場所としては近くに三千院があるので時間をかけて巡る箇所はあります。
天候がよければ、散策したかったのですが、足元が濡れているので安全第一
で今回の散策は見送りました。(昔に冬と春の間の時期に訪問しました)

機会を設けて巡るのも良いかもしれません。

 

芹生への訪問が難しい方は監修おせち「絢爛」を通じて
「ふるくて、あたらしい京都」(大原)へ思いを馳せてください。
年末が近づいているのでいつ完売になってもおかしくありません。
興味あるかたは以下の画像をクリックして購入画面に進んでください。

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