土井善晴さんのお父さんによっておせちの黒豆の立場が変わってしまった件

黒豆

おせちの食材には縁起の良い意味や“いわれ”のある料理が多く入っています。
例えば海老は、腰の曲がった老人を連想させるので老人になるまで長生きできるよう長寿の願いが込められていたり、数の子は産卵の数が非常に多いことから子宝に恵まれるよう願いが込められていたりと。
そんな縁起の良い理由のある料理で、「黒豆」が入れられる理由が面白いことになっていて個人的に好きなので紹介したいと思います。

かつては違う理由で入れられていた

黒く艶があり見た目も美しい黒豆は「豆」だけに「まめに働く」「まめに暮らす」という語呂合わせから「まめ=健康に」暮らせるよう願いが込められているというのが一般的ないわれです。
でも昔は違いました。
「シワができるまで長生きできるように」と長寿の願いが込められた食材でした。
どうしてシワ?
黒豆はかつて炊き方が非常に難しく、煮ると表面がシワシワになりやすい食材だったので、その見た目になぞらえて長寿祈願のいわれが付いたと言われています。

ひとりの料理研究家が黒豆を変えた

では、今と昔でどうしてそんなに黒豆の見た目が変わってしまったのでしょうか?

それはテレビでよく見かける料理研究家の土井善晴さん


のお父さんで、同じく料理研究家の土井勝さんによる功績でした。
なんと、15年かけてシワになりにくい黒豆の煮方を編み出したんです!
しかも土井勝さんが凄いのはシワになりにくい黒豆の煮方を秘伝の技にはせず、誰もができるように一般公開したことでした。
実際にネットで検索しても『土井先生の黒豆レシピ』がたくさんヒットします。

そうしてシワのない黒豆がおせちに入れられるようになると「シワができるまで長生きできるように」という理由は見た目に合わなくなってしまったので
語呂合わせの「まめに働く」や「まめに暮らす」という理由の方が主に使われるようになっていったようです。

一説によるとおせちはおよそ1000年前、平安時代からあったと言われていますがそんな長いおせちの伝統料理を大きく変化させた人がつい最近現れていて、それがテレビで見かける土井善晴さんのお父さんだったとは驚きです。

※おせち料理のいわれには諸説ございます。

ツヤツヤの黒豆が入ったおせちも沢山取り揃えている匠本舗のおせちはこちら
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