どうもこんにちは~ 匠本舗スタッフのにしむらです~
当店では、おせちやカニのほかにも、海産物を中心とした厳選特産品を販売しています。
そのなかでも特に人気が高いのが、北海道産の刺身用ほたて貝柱です。
ぷっくり肉厚で甘みがあり、お刺身はもちろん、バター焼きやフライ、シチューなどにも使える当店屈指の人気商品。毎年楽しみにしてくださるリピーター様も多く、私たちとしても自信を持っておすすめしてきました。
ただし、今年は最初に、どうしてもお伝えしなければならないことがあります。
2026年、特大サイズ約1kgの販売価格は10,800円(税込)となりました。
2025年の7,980円から2,820円の値上げです。二年連続の大幅な値上げとなり、本当に申し訳ありません。
もちろん、利益を大きくするために急に値上げしたわけではありません。むしろ、値段が上がれば販売数は読みにくくなりますし、当店としても値上げはできる限り避けたいのが本音です。
それでも、仕入価格の高騰を吸収しきれず、やむを得ず価格を見直すことになりました。
「高くなりました。でも買ってください」だけでは、あまりにも説明が足りません。そこで今回は、ホタテがなぜここまで高騰しているのかを公的資料の数字とともにご説明し、今年新たに追加した大サイズも含めてご案内します。
目次
1.まずは価格の推移を正直にお伝えします
2.なぜ北海道産ホタテは高騰しているのか
3.高くなっても品質は落としたくありません
4.今年はお求めやすい「大サイズ」を追加
5.特大サイズと大サイズ、どちらがおすすめ?
6.それでも今年もたくさん確保しました
7.まとめ
8.参考資料
9.匠本舗・かに本舗のご案内
まずは価格の推移を正直にお伝えします
当店で販売してきた「北海道産ほたて貝柱 特大サイズ約1kg」の価格推移は、次のとおりです。
| 販売年 | 価格(税込) | 前年との差 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 2024年 | 5,800円 | - | - |
| 2025年 | 7,980円 | +2,180円 | 約37.6%増 |
| 2026年 | 10,800円 | +2,820円 | 約35.3%増 |
2024年と比べると、二年間で5,000円、率にすると約86.2%の値上げです。
こうして並べると、なかなかの上がり方です。「去年も上がったのに、今年もですか」と思われるのは当然ですし、販売する側の私たちも、価格表を二度見しました。残念ながら、見間違いではありませんでした。
それでも今回の10,800円は、現在の仕入価格や必要な経費を踏まえて設定した、当店としてもぎりぎりの価格です。
なぜ北海道産ホタテは高騰しているのか
今回のホタテ高騰は、ひとつの理由だけで起きているわけではありません。大きく見ると、生産量の減少と輸出需要の高まりが同時に起きています。
北海道の生産量は14%減、生産額は58%増
北海道議会の資料によると、北海道のホタテガイ生産量は、2024年の40万9,000トンから、2025年は速報値で35万2,000トンへ減少しました。前年の約86%、つまり約14%減です。
一方、生産額は884億円から1,398億円へ増え、前年の158%となっています。
生産量は減っているのに、生産額は大幅に増えている。
これは、産地段階でホタテの価格が強く上昇していることを示す数字です。
出典:北海道議会「令和8年3月12日 第3分科会 第2号」(PDF・26ページ)
海外向けの需要も再び伸びています
中国による日本産水産物の輸入停止以降、北海道産ホタテは米国やベトナム、タイなどへ販路を広げてきました。
北海道の報告書では、2025年上期に道内港から輸出されたホタテガイの輸出額は227.5億円。前年同期より94.7億円増となっています。
つまり、国内だけでなく海外からも求められる一方で、肝心の生産量は減少。限られたホタテを国内外で確保する状況となり、仕入価格が上がりやすくなっています。
特に海外富裕層からの大型品への需要が高く、当店が特大サイズとして販売しているものが、海外に買い負ける状況が多くなっています。
出典:北海道「北海道食の輸出拡大戦略<第Ⅱ期>推進状況報告書(2025年上期)」(PDF・3ページ)
将来の供給にも不安定要因があります
同じ北海道議会資料では、2024年に全道的なホタテの採苗不振があったことや、2025年は沿岸水温が平年より高く、稚貝のへい死を抑える対策が行われたことも報告されています。
ホタテは、今日足りないから来月すぐ増やせる商品ではありません。稚貝から育て、出荷できる大きさになるまでには時間がかかります。そのため、海の環境や採苗状況の影響は、今後の供給にも関わる問題です。
なお、中国の輸入停止だけを「値上がりの原因」とするのは正確ではありません。輸入停止直後には産地価格が下落した時期もあり、その後、輸出先の多角化が進んだことで需要が回復しています。今回は、そこへ生産量の減少が重なったと見るのが実情に近い状況です。
高くなっても品質は落としたくありません
価格を抑える方法だけを考えるなら、産地や品質条件を見直すという選択肢もあります。
しかし、この商品を何度も選んでくださるお客様が求めているのは、単に「袋に1kg入ったホタテ」ではありません。
- 北海道産ならではの甘みと繊維感
- お刺身で食べられる鮮度
- 解凍時に旨みを逃しにくいノンドリップ品
- 必要な分だけ使いやすい、一粒ずつの冷凍
- 食卓の主役になる、ぷっくりとした肉厚感
ここを変えて値段だけを下げても、長年ご購入いただいているお客様に「前と違う」と思われてしまいます。それでは、同じ商品を販売し続ける意味がありません。
価格は上がってしまいましたが、商品として大切にしてきた品質は落とさない。これが今回、当店が選んだ方針です。
今年はお求めやすい「大サイズ」を追加しました
とはいえ、特大サイズ約1kgで10,800円。品質を考えれば仕方がないとはいっても、気軽に「では二袋ください」と言える価格ではありません。
そこで今年は、少しでもお求めいただきやすい選択肢として、大サイズ約1kg(61~80粒)・8,480円(税込)を新たにご用意しました。
内容量は特大サイズと同じ約1kg。粒数が多いぶん一粒あたりは少し小さくなりますが、それでも一般的なスーパーの物と比べればかなり大きめ。価格は特大サイズより2,320円お求めやすくなっています。
もちろん、こちらも北海道産・刺身用です。お刺身をたっぷり並べたいときはもちろん、海鮮丼、バター焼き、フライ、グラタンなど、いろいろな料理に使いたい方にも向いています。
「特大サイズはちょっと予算オーバー。でも、毎年楽しみにしていた北海道産ホタテは諦めたくない」
そんなお客様に選んでいただくための、新しい選択肢です。
特大サイズと大サイズ、どちらがおすすめ?
| 比較項目 | 特大サイズ | 大サイズ |
|---|---|---|
| 内容量 | 約1kg | 約1kg |
| 粒数 | 41~50粒 | 61~80粒 |
| 価格(税込) | 10,800円 | 8,480円 |
| おすすめ用途 | お刺身の主役、贈り物、見栄えや食べ応えを重視したい方 | お刺身、海鮮丼、加熱料理など、量と使いやすさを重視したい方 |
一粒の迫力と満足感なら「特大サイズ」
お皿に並べたときの豪華さや、厚みのある食感を楽しみたい方には、従来の特大サイズがおすすめです。
41~50粒前後入りで、一粒の目安は約22g。横に切ればとろりとした食感、縦に切れば繊維を感じるぷりっとした食感を楽しめます。せっかくなら大きなホタテを頬張りたい、という方はこちらです。
価格と使いやすさなら「大サイズ」
少しでも購入価格を抑えたい方や、一度に数粒ずつ使いたい方には、新登場の大サイズがおすすめです。
61~80粒入りなので、家族みんなでたっぷり食べたいときや、複数の料理に分けて使いたいときにも便利。特大より小さいとはいえ、名前のとおり「大サイズ」です。※左側が大サイズ・右側が特大サイズのイメージです。
小粒を集めて帳尻を合わせた商品ではありませんので、ご安心ください。
それでも今年もたくさん確保しました
ここまで価格が上がると、今年どれだけのお客様に選んでいただけるのか、正直なところ当店にも簡単には読めません。
だからといって仕入れを大きく減らし、毎年楽しみにしてくださるお客様が欲しいときに買えない状態にするのも違うと考えました。
当店の刺身用ホタテは、一度ご購入いただいた方から繰り返しご注文いただくことが多い人気商品です。今年も品質を確認しながら、できる限り多くの数量を確保しました。
決して安いとは申しません。昨年までの価格をご存じの方ほど、購入を迷われると思います。
それでも、北海道産ホタテの甘みとぷりっとした食感を今年も楽しみたいと思っていただけましたら、ぜひお選びいただけるとうれしいです。
大幅な値上げとなり、本当に申し訳ありません。
そのぶん、今年も「買ってよかった」と思っていただける品質のホタテを、責任を持ってお届けします。
まとめ
- 特大サイズは2026年に10,800円となり、二年連続の大幅値上げ
- 北海道では2025年のホタテ生産量が前年比約14%減少
- 一方で輸出需要が伸び、生産額は前年比58%増
- 品質を落として価格だけを下げることはせず、従来の品質を維持
- 少しでも購入しやすい大サイズ約1kg・8,480円を新たに追加
- 見栄えと食べ応えなら特大、価格と使いやすさなら大サイズがおすすめ
値上げのお知らせをする記事で、「ぜひ買ってください」とお願いするのは、なかなか心苦しいものがあります。
それでも、毎年たくさんのお客様に選ばれてきた商品だからこそ、今年も販売を続けることにしました。
大きさを楽しむ特大サイズと、お求めやすさを意識した大サイズ。ご予算や食べ方に合うほうを選び、北海道産ホタテのおいしさを楽しんでいただけましたら幸いです。
参考資料
- 北海道議会「令和8年3月12日 第3分科会 第2号」
- 北海道「北海道食の輸出拡大戦略<第Ⅱ期>推進状況報告書(2025年上期)」
- 水産庁「ALPS処理水の海洋放出をめぐる動き」
- 匠本舗「北海道産ほたて貝柱 特大サイズ約1kg」商品ページ
- 匠本舗「北海道産ほたて貝柱 大サイズ約1kg」商品ページ
※価格・商品情報は2026年8月時点の内容です。
※公的資料の生産量・生産額は殻付きホタテを含む産地段階の統計であり、当店が販売する冷凍貝柱の仕入価格や販売価格そのものを示す数字ではありません。
ここまでご覧いただきましてありがとうございました。
当店匠本舗では、おせちやカニなど、こだわりの商品を多数取り扱っております。
ご自宅用はもちろん、贈り物にもぴったりの商品を取り揃えておりますので、ぜひチェックしてみてください。




