身離れ悪いカニは鮮度悪い？むしろ逆！

「奮発して買ったカニ、いざ食べようとしたら身が殻にベッタリくっついて取れない…」
「生のカニとボイルのカニ、どっちが剥きやすいの？」

カニを食べる時、こんな疑問やストレスを感じたことはありませんか？
せっかくのご馳走、最後まで気持ちよく、そして美味しく味わいたいですよね。

実は、身離れが悪いのは「鮮度が悪いから」ではなく、むしろ逆！
カニの品質が良すぎるからこそ起きる「嬉しい悲鳴」というパターンが多いんです。

この記事では、カニのプロである私たちが、身がくっつく「本当の原因」と、「生・ボイルによる違い」、そして誰でも簡単に身をスルッと取り出せる「プロの技」をまとめて解説します！

誤解しないで！「身離れが悪い＝鮮度抜群」の理由

まず最初に、一番大切なことをお伝えします。
カニの身が殻にくっついて取れない時、「このカニ、古いのかな？」と心配する必要はありません。

むしろ、私たちが扱うような高品質なカニに関しては、「身が詰まった良いカニ（堅ガニ）である証拠」なんです！

なぜ「良いカニ」ほどくっつくのか。そのメカニズムは大きく2つあります。

1. 鮮度が良いから「結合」が強い

カニの身（筋肉）は、殻の内側にある薄い膜と、「結合組織」というタンパク質の繊維でしっかりと繋がっています。
鮮度が抜群に良いカニは、この結合組織が元気で強固なため、殻からなかなか離れようとしません。

逆に、鮮度が落ちてくるとこの組織が分解されて、ポロっと取れやすくなります。
つまり、くっつくというのは「鮮度と品質が保たれている」というポジティブなサインなのです。

2. 身がパンパンに詰まっている

脱皮から時間が経ち、身が殻の隅々までミッチリ詰まったカニを「堅ガニ」と呼びます。
この状態のカニは、殻の内側から強い圧力（膨張圧）がかかっています。

物理的な隙間がなく、ギュウギュウに押し付けられている状態なので、当然摩擦も大きくなり、抜けにくくなります。
剥きにくいと感じたら、「おっ！これは身入りの良い当たり個体だ！」と思って間違いないですよ！

「生」と「ボイル」で全然違う身離れのしやすさ

「良いカニほどくっつく」という基本を理解した上で、次は商品のタイプによる違いを見てみましょう。
実は「生」か「ボイル」かによっても、剥きやすさは劇的に変わります。

身離れ最強は「ボイル」！

「手軽にパカッと剥きたい！」という方には、断然ボイルカニがおすすめです。

• 理由：茹でることで身のタンパク質がキュッと縮み、殻との間に自然な「隙間」ができているからです。
• 特徴：解凍して殻を割るだけで、スポッと気持ちよく身が抜けます。

「生」はくっつく、でも旨い！

一方で、生（なま）のカニは、ボイルに比べるとかなりくっつきやすい傾向があります。

• 理由：生の筋肉繊維には特有の「粘り」があり、殻に吸着しています。さらに、旨味を含んだ水分で身が膨らんでいるため、隙間がありません。
• 特徴：剥きにくいですが、その分「ジューシーな食感」と「濃厚なカニ出汁」は生でしか味わえません！

「剥きやすさのボイル」か、「味と出汁の生」か。
それぞれの特性を知って選ぶのがポイントです。

プロ直伝！身を残さず食べるテクニック

最後に、どうしても身離れが悪い時や、特にくっつきやすい「生のカニ」を食べる時のプロの技を伝授します。

ハサミで「2本切り」

無理に引っ張って身をちぎってしまうのは勿体無い！
キッチンバサミを使って、殻を「筒」ではなく「お皿」の状態にしてしまいましょう。

1. 脚の白い裏側と赤い表側の境目に、ハサミを入れます。
2. 反対側の境目にも同じようにハサミを入れます。
3. 赤い殻をパカッと蓋のように取り外します。

こうすれば、身が殻にくっついていても、お箸やスプーンで綺麗にこそげ取ることができます。
特に身入りの良い「堅ガニ」こそ、この方法で余すことなく味わい尽くしてください！

カニ通販の匠本舗って、信頼できるの？

「商品は良さそうだけど、カニ通販ってちょっと不安…」「匠本舗って、本当に信頼できるの？」

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まとめ

今回は、カニの身離れに関する「原因」と「対策」を徹底解説しました。

• くっつくのは良い証拠：身が詰まり、鮮度が良くて結合が強いからこそ起きる現象。
• タイプ別の特徴：「ボイル」は隙間があって剥きやすく、「生」は粘りがあるがジューシー。

身離れが悪いカニに出会ったら、それはハズレではなく、むしろ「身が詰まった大当たり」です。

ぜひ、今回ご紹介した「ハサミ」のテクニックを使って、その高品質なカニの美味しさを余すことなく堪能してくださいね！

身離れの秘密を知れば、カニはもっと美味しくなる！自信を持って「良いカニ」を楽しんでください！

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最後までお読みいただきありがとうございました╰(*°▽°*)╯

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